ASHINO KOICHI +plus

彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ

繋の調和 

2017/11/19
Sun. 02:02



もう終了してしまったが、今年の「ヨコハマトリエンナーレ」にあった、Ragnar KJARTANSSON の「The Visitors」が出色の出来栄えだった。
映像の内側と、会場の鑑賞者の動線が見事に調和するときの感動は見事としかいいようがなかった。
平面や立体にはできない感動のつくり方が映像にはあって、それをまざまざと見せつけられた。



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もう一度、会期中にそれだけでも観に行きたかったのだが時間がとれずに流れてしまった。
切実にもう一度観たいと思うのだ。

 


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すぐそこのひと 

2017/11/09
Thu. 03:46



この部屋には安室奈美恵さんが泊まったんですよ。とお茶を運んできた仲居は言った。
へえ、と思いながら、部屋の中に安室奈美恵と一緒にいるところを想像する。
一般人(最下層)と芸能人という距離感が瞬く間に消え失せ、彼女と親密な間柄になる。
悪くない。あまり意識したことがなかったが、全然悪くないではないか。
再婚相手として選んでくれてもいいと思う。



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私の個展の翌年、同じその展覧会場がドラマの舞台となった。
松嶋菜々子が、私が立った場所に立っていた。私の作品が飾られた空間で動いていた。
一般人(最下層)と芸能人という距離感が瞬く間に消え失せ、彼女と親密な間柄になった。
悪くない。全然悪くないではないか。
結婚(※)してあげてもいいと思った。

(※:当時未婚。お互いに)



 

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きれいな薬 

2017/11/08
Wed. 02:00



さて、「匣」の中から、いくつかの薬が見つかった。
きちんと保管されていたのが見てとれる、鼻炎薬、葛根湯、咳止めである。
それぞれの使用期限は、順に、
2009年1月。2011年1月。2012年8月。
ちょうど良い時節柄、人体実験に勤しむのも吝かではない。



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捨てました。


 

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みかんの皮 

2017/11/07
Tue. 04:42



その人は、りんごの皮をナイフで剥くように、指で螺旋を描きながら器用にみかんを剥いた。
均一の幅で一定の速度で、鮮やかに剥いた。
少し厚い皮のみかんであれば、元のかたちに戻すこともできた。


その人は、みかんの皮をホモロサイン図法のように剥いた。
器用なのか、それとも不器用の結果でそういう風になってしまうのかよくわからなかった。
しばしばそれは大西洋あたりで断裂した。



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いま目の前にはさくらの花が咲いたように剥かれたみかんの皮がある。


私が剥いたやつなのだけれども。


 

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フツーミステリー 

2017/11/04
Sat. 05:01



スタバで、期間限定の「HALLOWEEN MYSTERY Frappuccino」とやらを注文してみたのだった。
「チョコレート風味にみえて実は・・・」と謳っていて、なになになんだそれはどういうことだ?と気になっての注文だった。
黒糖か、あるいは高濃度みたらし、いやいや奇を衒って煮詰めバルサミコなんていうのもありかもしれない。などと想像を膨らませ口に運んだ。



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それで、なんだったかというと、全体的にはほぼチョコレートの支配下にあるキャラメル味。
まさかのフツーさ。



 
 

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2017-11