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ASHINO KOICHI +plus

彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ

中指のビブラート 

2023/03/26
Sun. 06:03




この二週間ほど、あっちの仕事で中指と親指の重要性について講義しながら実践し、こっちの仕事で生徒さんの出展用作品の手本をああでもないこうでもないと鬼のように書き、先日オニオンスープを作るためにタマネギを5個スライスしたら、右手中指から手首に走る腱を痛めてしまったのでした。なんかねじれている感じ。
タマネギ切る動作は関係ないんじゃね、と思われる方もいらっしゃると思いますが、ちょうどそのタイミングが「腱が逝った瞬間」だったので。
中指をピンと伸ばすこともできないし、細かい作業は震えるしで、たいへんです。
仕事中、いろいろと変なところがあったら大目に見てください。

実はこの文書を打つのもわりと大変なのです。
でも書いておかないと、アル中かしら、と思われるのも嫌なので。



IMGP4880_20230326015815a82.jpg



手のひらを開くと、他の4本の指は静止しているのに中指だけ震えている状況はちょっと異常な感じです。
弦楽器だったらうまくビブラートを効かせられる震えではあります。右手ですが。


 

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憂慮の椅子 

2023/03/25
Sat. 03:02




それは前触れもなく突然やってきた。
椅子に載せていたお尻が左側だけ急に沈んだのだ。
経験したことのない感触に、一瞬何が起こったのかわからなかった。
数秒後、事の重大さを察知し、急いで座面を見た。
固着してあるメッシュ座面の左片端がとれていた。
ああ、まさかこんな壊れ方をするとは。
すぐに、片側が緩んだ座面そのままの上に低反発クッションを敷いて使用したが、ほんの一、二時間座っただけで、腰、お尻、ふともも、膝裏、ふくらはぎ、足裏にかけて痛みと痺れが出てしまった。
ちょっとした歪みも馬鹿にできないことを教えられた。
修理費用をネットで調べてみると、座面交換だけでも7万近くかかる。
気が遠くなりながらも注文したが、受注生産のため納期が4月末〜5月とのこと。
果たして、納期まで健康体でいられるのだろうか。
目下、最大の憂慮事案である。



IMGP4850.jpg



試行錯誤を繰り返した結果、現在は様々な物をうまく重ね、調整して座っています。
でもやはり「快適」には程遠いです。



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シーレに会いに 

2023/03/11
Sat. 02:07




お世話になっているギャラリーのオーナーにも、作家の友人にも、アート好きの生徒さんにも、「行った方がいい」と絶賛されていた「エゴン・シーレ展」に行った。



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もう何年振りかわからないくらいおぼろげな記憶の上野だったが、恩賜公園を歩きながら、そういえばあの頃の桜の季節に来たのだったなあ、と思い出した。



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そんな思い出もあって、ほとんどの桜の木はまだ花をつけていなかったが、歩いている人たちがみんな花見に来ているような錯覚に陥る。
咲き始めたら、この数十倍の人出であろうにも関わらず。



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他の作家の作品ももちろん良いのだけれど、シーレとクリムトの作品ばかりが、ビシビシと心に突き刺さってきた。
月並みな表現になるので感想はあえて書かないが、私も言おう。

「行った方がいい」


 

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地下迷路 

2023/03/08
Wed. 02:32




新宿三丁目駅から、地上に出ずに地下道のみで京王プラザホテルまで行こうとしましたが無理でした。
しっかりと頭の中に地下道の地図を入れたはずなのに、何の役にも立ちませんでした。



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改札を出たらすぐに、京王プラザホテル至近の出口番号の案内表示があると高を括っていたのですが、見つかりませんでした。
出口が遠すぎて最初から無いのかもしれません。
スマホを使えばいいじゃん、と思ったあなた、いやいや、地下道、一回行ってみてください。
ということで、あ、これは迷子になると思い、すぐに地上に。
外に出れば見たことのある風景で、一安心です。



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時間に追われていなければ地下道踏破に挑戦したのですが・・・。

新宿アンダーグラウンド、おそるべしです。


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器タイマー 

2023/03/04
Sat. 05:19




ようやく確定申告を終えた。
このめんどくさい数字の整理期間に、友人がつくった陶器をふたつ割ってしまった。
ひとつは腕にひっかけてテーブルから落とし、もうひとつはStaubの重たい蓋を洗っている最中に手を滑らせて器の上に落としてしまったのだ。
数字数字数字で疲れてしまったから、という安直な理由だけではないような気がする。
最近、これらの器の作者である友人の陶展に顔を出せていない。
フロイトなら「顔を出せていないという罪悪感から来る、無意識下における自分への懲罰」などと言うかもしれない。
あるいは、なにかしら作家側からの精神の"SONYタイマー"のようなものが遠隔発動されたのかもしれない。
いずれにせよ、今年の秋の展覧会に行かなければならないような気持ちにはなっていなくもない気がしないでもない。



IMG_8207.jpg



割れた器、金継でなんとかしようと思ってはいるのですが・・・、たぶんやらないです。



 

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2023-03