ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
百葉箱
2010/02/01
Mon. 00:27
小学生のころ、百葉箱が好きだった。
ひそかに恋心を抱いていたふしさえある。
校庭の隅にひっそりと存在し、
あの、清潔なたたずまいで、
多くの場合、僕の気持ちをほっとさせた。
校庭にあふれる音をすべて吸い込んでしまうような静けさは、
小さな扉のその奥に、
完璧な虚無をかかえこんでいるのではないかと思うほどだった。
清潔な静寂。
たぶん僕はこれにやられていたのだろうと思う。

実は緑化委員という役割をずっと担っていたので、
百葉箱は、開けようと思えば好きに開けることができました。
ひそかに恋心を抱いていたふしさえある。
校庭の隅にひっそりと存在し、
あの、清潔なたたずまいで、
多くの場合、僕の気持ちをほっとさせた。
校庭にあふれる音をすべて吸い込んでしまうような静けさは、
小さな扉のその奥に、
完璧な虚無をかかえこんでいるのではないかと思うほどだった。
清潔な静寂。
たぶん僕はこれにやられていたのだろうと思う。

実は緑化委員という役割をずっと担っていたので、
百葉箱は、開けようと思えば好きに開けることができました。
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