ASHINO KOICHI ＋plus

彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ

机上の里帰り

2010/05/15
Sat. 23:10

いつの間にか、実家周辺がグーグルストリートビュー対応エリアになっていた。
もう何年も目にしていない町並みを、強烈な懐かしさを感じながらゆっくりと進んだ。
万障繰り合わせて何時間もかけて。
文字どおり縦横無尽に。

自宅から学校までの道のり。
仲の良かった女の子の家までの道。
通い慣れた公園。
毎日のように足を運んだ多くの本屋。
数々のテニスコート。
すっかり様変わりしてしまったところもあれば、ほとんど変わらぬところもあって、ひと足ごとに様々な思いが去来する。

父の車が路上でなにげに激写されていたりして、さすがだな、と思った。よくわからないけれど（笑）。

たった数時間で里帰りした気になった。