ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
消失
2019/03/20
Wed. 05:08
寝不足が続く。
寝不足が理由かどうかはわからないが、自分の中の何かが少しずつ失くなっていく。
それは感情だったり、何かに関する能力だったり、感性の拠り所みたいなものだったりする。
失くなっていたことに気がつくのは日常の一端で、気がついたときには、すでに再び手にするための端緒が見えている。だから、失ったことに気がつけるものはそれほど怖くない。
怖いのは、失ったことに気がつかないものがあるのではないかということなのだ。
すこし休めたときは、五感を研ぎ澄まして、消失した自らの一部をいつも探している。

記憶はしょっちゅう失くなる。
人の名前なんかすぐだ。
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