fc2ブログ

ASHINO KOICHI +plus

彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ

ぼんやりと 

2013/11/02
Sat. 04:24



家に向かう道、遠くの方から、ちょうど家の前に救急車や消防車やパトカーが停まっているのが見えた。
十台近く、すべての緊急車両が赤色灯をくるくる回し、やじうまもたくさん道に出ているようで、一見して何か重大な事件か、事故か、そしてそれにともなう火災があったのだとわかる。
渋滞も発生していて、銀色の耐火服に身を包んだ屈強そうな男たちが交通整理をしている。
うちのマンションの明らかに真ん前なのだが、うちのマンションじゃないといいなあ、だったらめんどくさいなあ、もしマンションが燃えつきていたらどこに行こう、ゼロからのスタートなんて考えられないなあ、と人ごとのようにぼんやり思いながら近づく。
ある程度まで来ると、どうやらマンションではなく、道路上での車同士数台の事故らしいと判る。何台かは燃えた形跡があった。
怪我をした人たちは搬送された後のようで、残っている二台の救急車に人が運び込まれる様子はなかった。いったい何台の救急車がやってきたのか。
そんな状況を横目で見て、うちでなくてよかったとぼんやり思いながら裏口にまわってマンションに入った。
そしてぼんやりとしたまま夕食をつくり、ぼんやりとして食べた。



R0020087.jpg



家の前はかなり大きな通りなので、大型車はひっきりなしに通るし、夜ともなれば(昼であっても)、命知らずの速度の車がびゅんびゅん走ります。
いつ大事故が起きてもおかしくないなあと思っていたのです。

引っ越しがしたい。ぼんやりと思う。


 

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

page top

2023-05