ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
寄辺
2014/04/15
Tue. 02:37
出光興産が提供する「題名のない音楽会」という番組がある。
その番組が始まる前に流れる出光のCMがあって、走る車の窓から、さまざまな場所の出光のGS(ガスステーション)を淡々と撮ったものなのだが、これになんだか心をぎゅっと掴まれてしまうのだ。
初めて走る地方の鄙びた道、エンプティランプが灯った状態で、いつ車が動かなくなってしまうか気をもみながらGSを探したことは一度や二度ではない。
強い日差しが照りつける海沿いの道、雪の強く降る山間の道、住む人が少なくなればそれだけ見つけるのが難しくなり、冷汗が流れる。
そんなとき、遠くの方にGSの看板を見つけたときのほっとする思いと言ったらない。
このCMを見ると、当時の、そんな思いや情景がいっきによみがえってしまうのだ。

見つけたGSはもちろん出光とは限らないし、出光なんかひとつも無かったかもしれないが、GSと言ったら出光。と言わしめる力がこのCMにはある。
やっと見つけた所が、定休日だったり、閉店していたりしたときは、失意にうちひしがれるのだ。
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この記事に対するコメント
西蔵王の大山桜ですね。
けんいち #- | URL | 2014/05/02 21:55 * edit *
Re: タイトルなし
> 西蔵王の大山桜ですね。
そうだったのか・・・、父が撮ったものだから全然どこの桜かわからなかった(笑)。
KOY #- | URL | 2014/05/02 22:42 * edit *
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