ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
幻鼻
2014/04/27
Sun. 05:03
鼻の頭のある一点に、糸くずのような何か小さなものがついている感じがずっとする。
鏡で見ても何もついていないし、指でこすってもその感じは薄れない。
風呂に入る前に、ホホバオイルでマッサージをした。
念入りにしたので、その違和感は逆に広範囲にひろがったようだ。
わずかな点のような面積よりも、むしろその方がいい。まだ納得がいくというか安心する。

事故などによって失った腕や脚が、まだあるかのような錯覚を起こす「幻肢」といわれる症状がある。
私の鼻は、その昔、実は「鼻行類」のような移動するとか何かするための特別な役割をも持った多義的な器官で、その幻の機能がいまになって主張しつつあったら面白いのにと思う。
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