ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
けろけろ
2014/08/23
Sat. 14:34
地元には「けろ」という方言がある。
「ください」という意味で、「してください」は「してけろ」、「来てください」は「来てけろ」のように使われる。
県外との出入りが激しい都市部はどんどん標準語化していって、あまり使われなくなっているそうだが、年配の方や地方ではまだまだバリバリの現役だ。
余談だが、おじいちゃん、おばあちゃんが使う「けらっしゃい」というのもあって、これは「ください」の意の丁寧語最上級バージョン。絶滅が危惧される方言のひとつ。
県外の方は、この「けろ」という語感にかわいらしさを感じるらしく、見たか聞いたかしたのだが、女子高生が使うとかわいい方言のひとつとのこと。
当時はなんとも思わなかったが、故郷を長く離れてみると、たしかにそんな感じはしないでもない。

ゆるキャラに「きてけろくん」というのがいて、観光キャンペーン等に頑張っているらしい。
余談だが、東大駒場祭の「こまっけろ」くんとは何の関係もない。あっちはカエルだ。
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