ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
しゃもじごはんつぶ問題
2016/01/13
Wed. 05:23
新年会の席で大学生の女の子から相談を受けた。
なんでも、付き合って間もない彼氏の家にご飯をつくりに行ったのだけれど、しゃもじに付いたごはん粒をどうしたら良いのかわからなくて困った、というのだ。
けっきょく彼女は、彼氏の目の届かないところで、しゃもじに付着したごはん粒を指でとって食べたらしいのだが、男子から見て何が正解なんですか、そう彼女は私に問うた。
ソフトクリームのようにしゃもじをねぶりまわすのが正解だよ、そう私は答えた。
(と答えておきながら、ちゃんと大人的回答もしておきました。私的には上記が正解でいいのだけれども)
現在のしゃもじは、ディンプルがあって、あまりご飯粒がくっつかない工夫がなされているが、私が学生の頃のしゃもじなんて、わざとくっつきやすい材質にしているんじゃないかと思えるほどよくくっつくし、そのついたごはん粒の上にさらにごはん粒が載るという、ごはんの雪だるま化により、しゃもじの表にも裏にもごはんがギョウザのように生った。小食の女性なら一食分ほどのごはんがしゃもじにくっついているのだ。これをないがしろにできるはずもなかった。
また、合宿などでは巨大炊飯ジャーが活躍したが、しゃもじを非難させる水を張ったボウルの底に沈む、死にゆくごはんを見るたび悲しい気持ちになったものだった。

日本人を怒らせるには炊きたてご飯を床にぶちまけて踏み潰せ!みたいな話を思い出しました。本気で怒りますよね、こんなことされたら。
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