パリブレスト

夢を見た。
ホテルの披露宴会場のようなところ。100人くらい集った立食形式のパーティーに参加している。
知った顔は一人としてなく、心細さと手持ち無沙汰とで、きわめて居心地が悪い。
巨大なパリブレストがあって、料理はそっちのけでそればかり食べている。
ひとりひとり自己紹介が始まる。
サトイモのような変な格好をした司会の質問に答える形式で、予めリスト化されたその質問項目が手渡される。
そのリストに並んだ言葉は、ほとんどがもうまったく興味のない分野のものばかりで、あらららどうしましょ、と焦っている。
「それでは次、あしのさん」サトイモに指名される。
誰も名乗り出ない。
会場がざわつく。
私は、誰？早くして。という風情でざわつきに便乗しながら黙々とパリブレストを食べている。







パリブレストが夢に出てきたのには理由が。
このあいだテレビをつけたら、土屋太鳳の欧州スイーツ紀行というような番組をやっていて、ちょうど彼女がパリブレストを食べるシーンで、その、シュー生地もクリームも薄いカカオ色をした見事に美味しそうなパリブレストと、土屋太鳳のミドルゲージの白のタートルニットと、彼女の表情と、店の雰囲気の一体感がものすごく良くて、そんな夢を見たのでした。おそらく。
夢ならもっとちゃんとした落ち着いた設定で食べさせてくれよ、という話です。


ものもらいができて、憂鬱です。
いいのか悪いのかわかりませんが、抗菌目薬をだいたい一時間おきに差しています。