ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
図書館のあの子
2016/06/10
Fri. 03:49
図書館に1日こもって調べものをした。15年ぶりくらい。収穫は少なかった。
昔の記憶が蘇った。
小学生のころ、近所の県立図書館によく一緒に行く友人がいた。
夏休みのことだった。
中学生、高校生のお姉さんたちが多く勉強する一角(その中に、よく見かけるちょっと気になるお姉さんもいた)で僕と友人は一緒に本探しをしていた。
そんな中、その友人が、何の前置きも断りもなく、しんとした館内に響き渡るおならをしたのだ。
しゃがんだ拍子に出てしまったようなのだが、友人は、まったく動じず悠然と本を探し続ける。
小学生の肩の高さまでくらいしかない本棚だった。
ふと周りを見ると視線が立っている僕に集まっている。あのお姉さんの目もある。
まじか!と思った。
下ネタに過敏に反応する一般的小学生男子の僕は、もうそれこそ恥ずかしさでいっぱいになって、すぐにしゃがんで本棚に隠れ、ああ、絶対あのお姉さんに犯人だと思われてんだろーなー、いますぐ世界が終わんないかなー、などと考えながらそこを速やかに離れたのだった。

図書館ってなんでこんなに落ち着くんでしょうね。
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