仮眠

夢を見た。

19時開始の書道教室までちょっと時間があったので仮眠をとる。
ドアトゥドアで45分。
18時に目を覚ませば大丈夫だろうと目覚ましをセットする。
一度目のアラームが鳴り、もう少し寝ても大丈夫だろうと、5分のスヌーズに身を委ねる。
目が覚めてはっとする。
二度目のアラームは鳴っていないが、部屋の空気でやばいことを確信する。
時計を見ると18時55分。
血圧が一気に下がる。もうどんなに急いでも間に合わない。
ああもういいや、世捨て人になろうと決意し、ふて寝をする。
携帯が鳴る。生徒さんからだろうなあと思いつつ電話には出ない。世捨て人になったのだから。
コールは続く。
世捨て人は出ないのだ、電話なんか。という姿勢をつらぬく。
それでもしつこくコールが続く。
ああもう、と思って携帯に手を伸ばす。

鳴っているのは携帯ではなく、現（うつつ）の18時にセットしたアラームだった。
このほっとした気持ちたるや。







たまに羊羹を食べるとあまりの美味さにぐっとする。
この新茶との相性の良さたるや。