ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
変身の兆候
2016/12/18
Sun. 16:15
電車で前に立った人の、ダウンジャケットの背中のいろんなところから羽根が何本も突き出ていて、なんだかバードマンへの変身前という感じがした。
私自身のダウンジャケットを見下ろすと、私の腕にもそういった白い兆しがわずかに見られる。
腕だけでなく、このまま全身に痛みを伴う羽根がどんどん突き出てきて、大きな翼になればいいのに思う。

羽根はなぜ、あんなに緊密に編んである表面の生地を突き破って外に出てくるのか(安物だから。というのは無しで)。
生地の中で、仲間に囲まれて残っている羽根が幸せなのか、突き破って自由を得た羽根が幸せなのか(そんなこと羽根がわかるはずもない。というのは無しで)。
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