ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
曖昧な境界
2017/01/29
Sun. 04:42
皮膚のすぐ外との境界が曖昧になって、融けたように一体となる感じが好きだ。
たとえばサウナに入った後、水風呂に浸かってぼんやり考え事をしていると、水と皮膚との境が無くなって、いつのまにか意識が水全体になっている。低体温による死が迫っているということではないと思いたい。
すこし体を動かしたくらいでは意識は自分の体には戻らず、水に希釈され融けこんだまま彷徨っている。
水のすべてを知っているようなその知覚はおもしろい。

この知覚は体に触れる様々なものにみつけることが出来て、けっこう重要な経験のひとつではないかと思うのだ。
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