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ASHINO KOICHI +plus

彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ

喇叭袖 

2017/02/06
Mon. 03:52



またこんな貧乏くさい話を、と言われそうだが、書く。

20年物の部屋着など当たり前にある。
そんな大昔のスウェットシャツの袖などは、喇叭のようにびろびろに、これ以上伸びませんというくらい伸びている。
永い時間をかけて自然が創り出したコルネット・スリーブといえば一応の格好はつきそうだ。
この袖、制作や洗い物のたびに何度も何度もたくし上げなければならないのだが、肘部よりも袖部の方の口径が大きいので、ゆるゆるんとすぐに降りてきてしまう。生地が変に良質なのもそれに一役買っている。

友人にそんな話をしていると、輪ゴムすれば、という助言があった。
ああ、輪ゴムね、輪ゴム。何度もやろうと思ってたんだよねー、輪ゴム。っていうか真っ先に輪ゴムが頭に浮かんだんだけどさ、でもさ輪ゴムだよ。
けっして気づかなかったわけではなくて、あえてやっていなかったんだよ。だって輪ゴムだぜ。



IMGP0505.jpg



まあ、やってみた感想としては、まあ、良い。
作業や洗い物の最中は袖がきっちり肘付近でキープされている。
また、緊急時、いつでもたくし上げることができる。
そんな流れでびろびろ袖を着るときは、めんどくさいのでいちいち外さずに、ずっと輪ゴムを付けていることにした。
血が多少流れにくくなっている気はする。手の甲の血管もいつも以上に浮き出て見えるが、血をとめないことよりも袖をとめていたい。



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