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ASHINO KOICHI +plus

彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ

焼水菓子、煮水菓子 

2017/03/01
Wed. 05:24



最近、焼いたバナナが食べたくなったり、煮たリンゴが食べたくなったりといった、熱を加えたフルーツを欲する瞬間が不意に訪れることがある。
前兆のようなものはなくて、出し抜けにそれはやってくる。
この間は焼きバナナが閃光のように頭に現れ、その幻影がいつまで経っても消えず、はるばるスーパーまで買い出しに行ってしまったのだった。

バターを熱したフライパンに縦に切ったバナナを寝かせ、ザラメとシナモンパウダーを加えて焼き、バニラアイスクリームを添えてドレスアップした焼きバナナを、ものの2秒でたいらげる。まあ2秒は嘘だが、気持ち的にそのくらいだ。テーブルに置く前に無くなっていたくらいの。
田舎から上京してきたばかりの垢抜けない女子大生を綺麗にメイクアップし、豪華なドレスを着せてパーティーに連れ出したが、あまりにも魅力的に変身してしまったため、パーティー会場に着く前に、というか行かずに他所に行ってしまった。というのに近い。そんな経験ないけど。



R0021272.jpg



今度はリンゴに熱を通してあげようと思うが、その気持ちがいつ訪れるのかがわからない。

ジャム食べればいいじゃん、っていうのは無し。

 

 

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