ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
バジルは枝も食べる
2017/06/12
Mon. 01:52
バジルを大量に買ってしまった。野生という言葉がぴったりくる肉厚の大きなものだ。枝も太い。
小さなパックに入ったものにすればよかったのだが、生来の「多は少を兼ねるかもしれないおそらく」的な習性により、つい大袋に入ったものを手にとってしまったのだった。ただ、カポナータに使用するだけだったのに。
大量に作ったカポナータであったが、バジルは袋半分以下の4枝(葉にすると大小合わせざっと50枚)ほど使用しただけ。
それでもかなり多く、冷えたカポナータに生をちぎってそのまま散らしたので、バジル酔いをしてしまう。
夏野菜の旨味なんかバジルで消し飛んでいる。
「バジルサラダ(大)トマトドレッシングを控えめで」。メニューに載るならそう記されるだろう。
脇腹の貯蔵物もなんとかしようと超濃厚烏龍茶を淹れて一緒に飲んだので、酔いと貧血がダブルで襲ってくる。
軽いアルカロイド中毒と言ってもいい。
あと6枝(80葉ほど)ある。
一気に生で食べたらおそらく向こうの世界が見えるだろう。
ジェノヴェーゼソースを作って冷凍保存が最も良いと思われたが、ミキサーもブレンダーもない。
さて、どうしたものか。
トマトと卵のバジル炒めが帰着点だな、と考えながら書道教室に赴く。
生徒さんに料理好きの方がいて、どうしたらいいですかね、と聞くと、ジェノヴェーゼが真っ先に挙がる。
武器がないんですよ、と言うと、イカとトマトと一緒に炒めるというサジェスチョンをいただく。
なるほど。
教室の帰りに、すぐにそれらと、アスパラとブロッコリーもついでに炒めようと手にいれ、さっそく作る。

あまりにも美味しくできてしまったので、性懲りも無く、またすぐにバジルを購入してしまう。
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