ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
もののあはれ
2019/03/04
Mon. 02:13
また、いろんな物が続けざまに壊れる。
去年の一時期もこんなことがあった。
物や道具は綺麗に大切に使う。
長持ちはする方だと思うので、仕方がないと言えば仕方がない。

ひとつに壊れた電気ポットがある。
壊れた当初は、100度になってもサーモスタットが働かず、ずっと沸騰しっぱなしだった。
3リットル入れた水がいつの間にかほとんど蒸発していて、キッチンが湯気だらけだった。
まあ、沸騰したらプラグを抜けばいいか、と(経済的理由で)うまく付き合っていたら、ポット自身が学習したのか、あるいは本格的に壊れたのか、ゆっくり徐々に100度を目指すようになった。
盛大に湯気を上げて、もうすぐですよー!沸きましたよー!というのも分かりやすかったが、長い時間をかけていつの間にかひっそりと温度計が100度を表示しているのも、日本的なつつましやかさがあって悪くはない。
また枕草子っぽくなってしまった感はある。
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