ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
絶景へ
2019/05/15
Wed. 01:41
景色を育てるということ。
貫入が見事に走っていく器、良い色に馴染んでいく革、琥珀化していく樹脂、頁に皺が入って膨らんでいく書物、当たる部分だけ艶を増していく金属、脂で飴色化していく木製品。
日々の営みの積み重ねで変化していく「物」の景色は、暮らしの中のひとつの喜びである。

実家にある、銅の茶筒と、鰹節削り器は、とにかく絶景になっている。
よく考えてみるともっとあるな。絶景を通り越して廃景になっているものもある。
一応言っておきますが、上の写真は実家ではないです(勘違いする人がいるかもしれないので。いないか)。
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