ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
モノクロの正月
2021/02/19
Fri. 04:30
今年の正月は、自分史上の頂点を極める寂しく質素なものだった。
おせちっぽい食材で食べたものは黒豆だけであった。
それも、冷蔵庫に眠っていた、正月のためにわざわざ買ったものではない黒豆だ。
2kgの餅はほとんどをこし餡で消費したし、いま振り返ってみるとモノクロの正月だった。
まったく色を失っていた。
伊達巻も錦玉子も栗きんとんも数の子も無かった。
ハッピーカラーの黄色がひとつも無かった。
金運上昇も子孫繁栄も年始から打ち消しだ。

おせちの黒豆の意味はなんなのだろうと調べてみると、無病息災を願ってのものらしい。
まあこれはこれで時期的には一番いいかと溜飲を下げる。
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