ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
筍の従者
2021/04/11
Sun. 03:38
もはや旬とは言えない筍が超特価で並んでいた。
旬のみずみずしい筍が小学生くらいだとすると、かなり大ぶりのそれは、髭がうっすらと生え、声変わりの始まった高校生とも言えるようなものだった。
そのままでは手持ちの鍋に入りきらないのは一目瞭然だが、まあいずれにしろここまで育ってしまうと先を大きく切り落とさなければならない。なんとかなるだろうという目算をもって持ち帰った。

キッチンで、いざ鍋を出して筍を横に並べてみると、丈は切れば大丈夫だが、胴囲がありすぎて水面からはみ出すことは明らかだ。縦に切ってもいいが、筍の味は皮に包まれてアク抜きをされてこそのものだろう。
迷った。
結局、ほとんど鍋に付きっきりで、菜箸で1時間半ほどくるくる回すこととなった。
三日間、筍づくし。
ケロッコという、ケールとブロッコリーをミックスした野菜を買いましたが、100%想像したとおりの味でした。
ガーリック・パルメザン炒めがおすすめです。
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