断食

昔、ちょくちょくやっていた断食を再開している。
以前は一日断食だけだったが、このGWは思い立って三日、敢行した。
友人が二十日の断食をやり終えたことに刺激を受けてのことである。

ダイエット目的ではないし、健康になりたいわけでもない。
断食明け二日目の今日は、成城石井でトリュフポテトチップス、メゾンカイザーで甘いパンを大量に買ってきてしまったし、健康に悪いと思われるものも進んで摂取している。
とは言え、断食前日と終了翌日の食事はとても気を遣った。

一日断食では無かった、好転反応と呼ばれる頭痛とか吐き気も三日目の起床直後にあった。
あー効いてんなあ、と思いながらベッドの上でぐったりしていた。
最終日は、明日食べるための野菜スープをことことことこと煮込んで、もちろん食べずに断食を終えた。
明朝、まったく食欲がなく、このまま1週間くらいいけるなあ、と思いながらも折角作っておいたスープ（具無し）を少しだけ飲んだ。
その味たるや、いままで食べたすべてのものを凌駕するほどのもので、涙が出てしまうほどに滋味深かった。ああ美味しい、ああ美味しい、と言いながら、ゆっくり、ゆっくり、味わいつつ、飲んだ。おじいちゃんのように。







断食をして一番変化が分かるのは、感覚が鋭敏になること。
光とか色とか味とか匂いとか。
あとは、怠慢になった細胞の活性。
飽食の日々は細胞の怠慢を促していることがよくわかる。

でも、ポテトチップスもパンもがつがついってしまったので、怠慢細胞に逆戻りである。
チョコレートもヨーグルトもドライフルーツもお茶もがしがしいった。

いま、リバウンドが怖い。