ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
「かたみ歌」
2010/12/01
Wed. 04:33
朱川湊人という作家の「かたみ歌」という小説を読み始めました。
この作家の作品は初めて読みます。
直木賞を受賞したホラー小説家という肩書きを聞いていましたが、
きちんとした正当派の文章を書く方で、
この短編連作小説中の、それもまだ最初のふたつしか読んでいませんが、
私にとって、安心してページを繰れる作家の一人になりそうです。
このブログに付き合いの長い方はご存知かと思いますが、
私の前のマンションの"歪み"には、じゅんいち君という男の子が棲んでいて、
たまに"出て"くることがありました。
その、彼がまとっていた昭和初期的な物悲しい雰囲気と、
この小説集の中に流れるノスタルジアの風がとてもよく似ていて、
この「かたみ歌」を開くたびに、彼のことを思い出してしまうのです。

これってほんとなんですかね。
http://www.youtube.com/watch?v=Xj0gLiqb7QI
(ニュース映像ですが、恐がりの方は観ない方がいいです)
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