ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
Emergency Call
2012/04/16
Mon. 03:53
最近、父からよく電話が来る。
父は、なにやらアプリケーションソフト(ほぼMailとiPhoto)のいろんなボタンをクリックし、ひとつひとつ対応する動作を理解していくのが好きらしい。
まあ、その好奇心旺盛のところはとてもいいのだけれど、理解不能の事態も少なからず起こる。
一応、父なりになんとか善処するらしいが、わけがわからない、もうだめだーというところまで追い込まれると、とりあえず私に電話、ということになる。
最近でこそ、ある程度のカタカナ語は使いこなせるようになったが、最初のうちは、電話での父の状況説明は、それこそ雲をつかむような話だった(もちろん、私の指示も父にとってはそうであったと思う)。
たとえば、「アイコン」や「メニューバー」と一言で済むものであっても、日本語による長い文章で表現しなければならないのだ。ひとつの単語ですらそうなのだから、陥っている状況を私に伝えるために、父はここ何十年も使っていなかった脳を駆使したであろうことは想像に難くない。
今日は「左下の歯車の絵とか矢印とか+のついた小さいボタンを何回か押していたら画像を添付できなくなったんだけど・・・」という電話だった。
私が一度もクリックしたことないボタン達だった。

最近飲んだ赤の中ではこれがダントツ。
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