ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
動揺
2012/04/18
Wed. 04:27
仕事先のデスクの上には、スタッフみんながティッシュ代わりに使うトイレットペーパーがある。
そのトイレットペーパーは再生紙使用のもので、花粉症の人はすぐに赤鼻になるし、それで洗った手を拭いたりすると、ちぎれたパルプの残滓が指のあらゆるところにはりつき、ひとつひとつ注意深く剥がさなければならない有様となる。

今日、お世話になっているメーカーのアメリカ本社の副社長が仕事先にやってきた。
仕事を終えてすぐの来訪だったので、あたふたと身だしなみを整え、いそいそとお出迎えに行く。
ロビーには、身長190センチほどの、リチャード・ギア似のダンディな方が、通訳の金髪の女性と、日本支社の方を従えていた。
握手の手を差し出したとき、自分の手がトイレットペーパーまみれだった。
そのときの動揺は、もう、筆舌に尽くしがたい。いまも動揺は消えないし、たぶん眠れない。
[edit]
« 文月まで | Emergency Call »
この記事に対するコメント
トラックバック
| h o m e |