ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
不測の事態のあった夜、少年は軽く死ぬ
2012/09/03
Mon. 08:36
原美術館に赴いたのは彼女の展覧会も終盤の頃だ。
実はその一週間前にも足を運んだのだが、不測の事態があって、着いたときにはすでに"CLOSED"の札が下がっていたのだった。
彼女の描く作品は、線がとても緻密で、それが集積して昂然たる雰囲気をつくり出している。
入ってすぐの室にあった、紙に鉛筆で描いた作品群がとりわけよくて何度も何度も行ったり来たりした。
図録が売り切れていたので、ショップのお姉さんに予約注文して美術館を後にした。

その、「ハラ ドキュメンツ9 安藤正子―おへその庭」展の図録が先日届いた。
もう一度本物を観に行かなければならないと思った。いつになるかわからないけれど。
不測の事態というのは単なる閉館時刻の勘違いで、何十回と通っているのにも関わらず、てっきり18時までだと思っていました。
情けなくて暑くて、その猛暑日の夜は少しばかり死にました。
[edit]
この記事に対するコメント
トラックバック
| h o m e |