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ASHINO KOICHI +plus

彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ

ヒシヒシ 

2013/05/20
Mon. 03:50



そろそろ必要だろうと思って、一週間ほど前に冷蔵庫の自動製氷のスイッチをオンにした。
ガラガラと氷庫に氷が落ちてくる音は、蝉の声同様、個人的な夏の風物詩のひとつで、涼しい夜であっても、ひっそりとした部屋にその音が鳴り響くと、じわっと汗ばむ気がするのだ。
その音に慣れていない人は一様に音の大きさにものすごく驚くのだけれど、それもまた別の意味で汗ばんでしまうわけだ。

入れ替えは一度したが、実はまだ氷は真の活躍をしていない。氷庫には出番待ちの彼らがヒシヒシと身を寄せ合っていて、かなり窮屈な状況ではある。
なんだかこの「ヒシヒシ」とカタカナで書く擬態語は、字面も音も、氷のその様にとてもよく合っている気がする。

夏に氷が大量にいつでもそこにあるというのは、日常のいくつかある個人的安心の目安のひとつで、いつの間にか在庫が少なくなっていたりすると、すぐ必要なわけではないにも関わらず、あわてて水を補充してしまう。



IMGP5031.jpg



冷凍庫には保冷剤がこれもまた溢れるほどあるんですけど、捨てられないんですよねえ。これもたくさんあると安心してしまうタイプ。


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