ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
邦画2本
2013/08/06
Tue. 03:53
ひょんなことから「桐島、部活やめるってよ」を観た。
もうほんとうにまったく期待していなくて寝る気満々だったのだが、良い方におもいっきり裏切られた。
ぜんぜん予想していたものと違った。タイトルだけで勝手にアニメだと思っていたし。
なんなんだ、このギャップは。なんなんだ、この厚みのある映画は。
ちょっとクサい言い方かもしれないけれど、自分の通ってきた青春時代の、普遍的なものでありながら、人それぞれのそのときにしか無いものを至近距離から剛速直球で投げられ、防御することもできず、というか、すすんで受け入れて、激しく胸をかき乱された。
良い邦画に出会うと、余韻もずいぶん長く楽しめるんだけど、これはそんな作品だった。
まあ、いつものように私がそう思うってだけで、全然そう思わないっていう方がいたらごめんなさい。
自分が観たものや読んだもの、聴いたものは、個人的に軽く良いか悪いか触れて終わり、という自分に課したルールがあるのだが、今回はそれを破ってでも長い感想を書きたくなる、そんな映画だった。
観た後に、すぐ原作の小説を手に入れました。

「風立ちぬ」も観ました。
個人的にこれもとても良かった。
写真はジブリつながりで。「ご安航を祈る」。
[edit]
この記事に対するコメント
トラックバック
| h o m e |